流転回流



一つの道へ 可能性へ
今旅立つ君の姿 風に吹かれて
なびく風は美しく いたずらに撫でられた

春が訪れ 菜の花が咲く
綺麗だと 呟けば舞い上がる
セピア色に染まる写真は あの空に似ていた

誰もが生きるために産まれ
生きた証に死んでゆく 紛れも無い回流
貴方の笑顔に似ていた 雪解けの山 もう一度確かめたい 君は生きていた

人は帰路にたち 夢へと
旅立った君は何時か 眩い光の中へ
流れる川は 綺麗に光り輝く

夏が訪れ ひぐらしが鳴く
高いねと 空が呟いてくる
紅く萌える空はと雲は 写真の中だけにいた

誰もが生きるために産まれ
生きた証に何かを残す 続く流転
僕の泣き顔だった 萌える山々
もう一度確かめたい 僕は生きている

二度目の冬 白い天使が降りてくる
白い小雪は 夜を明るく照らし
触ったその雪には 虚無ではなかった

誰も死ぬために生まれては来ない
生きたという摂理に 流転回流へと
帰還するあの人 虚無の世界へと
もう一度だけ 僕は君とで…





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