小説は現実になる、世界は無くなった。
90年代後半に大ヒットした一つの小説は日本は勿論世界中で大ヒットした作品となった。
至る所でその小説を手に取り皆が読んでいた時代が今は懐かしく思う。
私が知っている世界は既に無い、2000年に入ってすぐ核戦争が世界各地で行われる。そして人類はほとんどの数が死んでいった。
私以外に後何人の人間が生き残っているのだろう、何故世界は本と同じ道をたどってしまったのだろうか?
何の前触れもなかった、ただ戦争が始まっただけに過ぎない。
核戦争の性で世界中の空が無くなった、巻き上げられたチリやホコリが空全体を覆い尽くして太陽を消し去った。そして長い長い冬の時代がこの世界を覆う。
私の名前は"犬神 皐月(いぬがみ さつき)"、日本に住む1人の高校生…だった。
1人、誰も居ない町を出る事にした。生き残っている誰かに会いに。
私の片手にはあの小説が握られている、もしかしたら…本当にこの小説の通りになるのではないかと信じて…。

生きている人、居ますか?
CANARY.GDCが送る、全ての人へ。
『飛べない愛を抱きしめて。』










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